人前でしっかりと話せるコツ〜大ベストセラー・D・カーネギーの『話す力』超要約レビュー

『話す力』


みなさんは人前で話す機会はよくあるでしょうか?

でも人前での話す時ってなぜだか普段より緊張してしまい言葉に詰まったりしてしまいませんか?


いつも人前で話すことの多い演説家ですら、演説をする際は緊張する人もいるようです。


ではそのように緊張しすぎず、うまく人前で話す方法はないのか?


今回はそんな人前で話すコツが凝縮されている大ベストセラー『話す力』の超要約レビューをしていきたいと思います。



この本はこんな人にオススメ
  • 人前で話す機会がある人
  • プレゼンやスピーチのコツを知りたい人
  • 何かのテーマについて話す際の話し方のコツを知りたい人


私は最初この本を人と話す際のコツが紹介されているのかなと思い読み始めたのですが、この本はどちらかというと人前でスピーチやプレゼンなどをする際の話し方のコツがメインになっています。


会社の会議などでよく人前で話す人や、今度結婚式でスピーチをする際に自信を持って話したい人にオススメの本です。



この記事を書いた人

目次

学びポイントまとめ


この本は7千人を超えるビジネスマンに話し方を教えてきたD・カーネギーさんが、実際にその話し方のコツをまとめた本です。

この本の中から学べる多くのエッセンスの中からピックアップした学びポイントはこちら。

学びポイントまとめ
  1. 話す前にそのテーマについて入念に準備する
  2. 熱意と自信を持って話す
  3. 自分の話の価値を信じる
  4. 相手に共感と敬意を示す→聞いてもらいやすくなる
  5. 諦めずにたくさん練習する


1・話す前にそのテーマについて入念に準備する


まず話すテーマについては入念に準備しましょう


常にそのテーマについて考え、そのテーマについての自分なりの意見を持ちましょう

そうすることで単なる情報の受け売りではない、その人にしかできないスピーチの内容になり説得力も増します


さらに入念な準備は、自信をつけさせてくれます。




人前で話すこと自体が苦手な人でも、十二分に準備した内容についてはいつもより緊張せずに話すことができるでしょう


2・熱意と自信を持って話す


人の振る舞いは、実際に精神にも影響を及ぼします。




たとえば面白くなくてもまず笑ってみると、その後自然と本当に面白くなってきたりするそうです。


それと同様に、自信がなくても自信のある振る舞いをすることで、実際に自信があるように脳が錯覚してどんどん力が湧いてくるのです。


自信があるそぶりをするから、実際に自信が身につくのです。




みなさんは自信を持って話している人と、自信がなさそうに話している人、どちらの話の方がより説得力を持つと感じるでしょうか。


もちろん自信を持って話している人ですよね。


入念な準備をしてそれについて自信たっぷりに、さらに熱意を持って話せば、それだけでも聞いている人にも説得力のある話し方になります



3・自分の話の価値を信じる


これは自信や熱意にもつながることですが、まずは自分の話の価値を信じる必要があります。


この話は他の人に聞いてもらう価値があると自分自身で信じることができていれば、自然とその話を伝えるために熱もこもり説得力も増します

伝えたいメッセージのあるエネルギーのこもった話は、きちんとその熱意とメッセージが聞き手に伝わります。



反対に自分の話に価値を感じていない人の話は、結局何が言いたいか分からないような内容になってしまいます。


話し手自身が納得していない話を聞き手が満足して納得して聞いてくれるはずもないからです。


なので自分が話す内容に価値があると自身を持つこと、そのためにも入念な準備とそれについての自分の確かな意見を持つことが大事です。


4・相手に共感と敬意を示す


話す相手が自分とは反対の意見を持っている場合などは、こちらの話をすんなりと聞いてもらうのは難しいかもしれません。


とはいえその聞き手も同じ場所にいるということは、何かしらあなたと共通点があるはずです。


たとえば結婚式場でスピーチをする場合は同じく新郎新婦の友人でしょうし、少なくてもそこにいる皆さんは新郎新婦のことを知っている人ばかりです。

また仕事での会議の場合は、皆さんそこにいるのは同じ問題や話題について話す必要があるメンバーであるはずですし、何らかの共通点が見出せるはずです。



まず話し始める際にこのような共通点や、共感できることに言及すると、あなたの話への聞き手の態度が変わります


というのもこれは心理学でもよく使われるテクニックですが、人は一度出した答えを覆すのが難しいという側面があるからです。


なので先に共通の話題・そこにいる人に共感できる話をし、その話について肯定してもらうことで、その後の話の内容についても肯定してもらいやすくなるということです。



また共通の話題や共感できる内容を話すことによって親近感も得ることができるので、聞く側も話に入りやすくなります。


5・諦めずにたくさん練習する


あとは諦めずにたくさん練習することです。


人前で話すには幾つかのコツや慣れが必要です


この本ではより具体的な方法や話す際のコツがたくさん書かれていますが、実際に話す力を使えるものとして手に入れるには練習して身につけるしかありません


練習を重ねれば自信もつきますし、そのおかけで緊張もしなくなります。



『話す力』超要約



以上にこの本の学びポイントをピックアップしましたが、この本をさらに無理やり一言で超要約すると以下のようになります。


話すテーマについて考え続け、自信が持てるほどに準備し、たくさん練習すること




具体的な話し方のテクニックやコツ、練習の仕方などは本書で詳しく紹介されています。


人前で上手く話せるようになりたいという方は、是非チェックしてみてくださいね。


巻末にまとめも付いていて、本文も具体例なども紹介されており非常に読みやすいです。


まとめレビュー


いかがでしたでしょうか。

私は最初人と話す際のコミュニケーションのノウハウなのかなと思って手に取ったのですが、この本は人前で話す際の話し方のテクニックについて紹介されている本でした。

とはいえ、人前で話す機会が全くない人はいないと思います。


会社の会議や、結婚式のスピーチ、私の場合は学会発表など。


本書では特に準備の重要性が説かれていますが、これは納得です。


準備をたくさんして情報を揃え、それについての自身の意見をしっかり持っておくと、たとえそれら全てを実際にスピーチで使わなくても、その話自体に説得力が増しますし、万が一質問をされた場合においても上手く答えやすくなるでしょう。

またたとえ自信がなくても自信を持っているように振る舞うというのも、目から鱗ですが納得でした。


特に対人の場合は、その人が実際に自信があるかどうかよりも、自信があるように見えるかどうかの方が聞き手にとってはよっぽど大事なのはうなずけます。

というのも実際に話し手が自信があるかどうかなんて、聞き手にはわからないのですから。


この本は人前で話すコツについての本ですが、その他の場面でも使えるような興味深い発見も含む本でした。


さすがベストセラーです。

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