
お掃除しなきゃと思うけど、そもそも物が多くて全然お家が片付かないよ・・・
すごーくわかります。
まず掃除のために物をどかしたり、どこかに仕舞ったりする必要があるんですよね・・・
実際私も、以前はお掃除といってもどこから手をつければいいかわからないほど、部屋の中は物で溢れていました。
そう、掃除以前にそもそも「物が多すぎる」状態でした。
そんな時「365日のシンプルライフ」という映画を観たことで、生活するのにそんなに物は必要ではないことを知り、「ミニマリスト」という生き方に興味を持つようになりました。
そんな私がミニマリストをもっとよく知るために一番最初に手に取ったのが、今回紹介するジョシュア・ベッカーさんの『より少ない生き方』という本です。
- ミニマリストに興味がある人
- 「物の減らし方」について知りたい人
- ミニマリストの効果を知りたい人
- ミニマリストとは何か
- ミニマリストになるとどういう効果があるのか
- 物の減らし方
がわかる!
では早速本書の学びポイントを見ていきましょう!
学びポイント Pick!
ミニマリストであるジョシュア・ベッカーさんの著書『より少ない生き方』は、少ないもので生きる「ミニマリスト」のあり方について詳しく書かれた本です。
本記事ではその中から本の学びポイントをピックアップして紹介していきます。
- 「ミニマリスト」とは何か
- ものを減らすことのメリット
- ものの減らし方
「ミニマリスト」とは何か
「ミニマリスト」というと「ほとんど何もものを持たない人」というイメージがあるかもしれませんが、実際その「ミニマム」の基準は人によって違います。
なのでその人にとって「必要なもの」、「大事なもの」まで捨てる必要はないのです。
本書の著者ジョシュアさんもこのことを強調しており、彼による「ミニマリズム」の定義は以下のように示されています。
・ミニマリズム
一番大切にしているものを最優先にして、その障害になるものは全て排除すること。
『より少ない生き方』p.36
つまり、ミニマリズムとは自分にとって必要で大事なものも含めて最低限までものを減らすこではなく、大事なものをきちんと大事にできるように、邪魔なものをなくすということ。
ミニマリズムのいいところは、ものが減ることではない。本当の利点は豊かさが増えることだ。
『より少ない生き方』p.36
もちろんミニマリズムを実践する上で実際にものは減らさなければなりません。
でもそれは単に「ものを減らす」だけではなく「豊かさが増える」ことでもあるといいます。
ではものを減らすことで得られる豊かさとは一体何なのでしょう。
次に著者が上げている「ものを減らすメリット」を見てみましょう。
ものを減らすことのメリット
本書でまとめられているメリットはこちら
- 時間とエネルギーが増える
- お金が増える
- 人のためになることができる
- 自由が増える
- ストレスが減る
- 環境に優しい
- 質の良いものを持てる
- 子供の良い手本になれる
- 人に面倒をかけない
- 人と比べなくなる
- 満足できる
まず持っているものを減らすことで、それまで物に費やしていたコストやエネルギー・時間がかからなくなります。
また買うものも厳選するようになるので、質の良いものを買うようになり、無駄遣いも減り、お金も節約できますね。
また不用品を売ったり寄付したりすることで、他の人や環境保全にも貢献できるでしょう。
ものを「減らす」というマイナスにする行為に、実はこんなにもたくさんの人生を豊かにするプラスのメリットがあるんですね。
私も実際に断捨離をしてかなりの効果を感じました!
「断捨離を初めて実際に感じた変化9つ」という記事も参考にしてみてください。


ものの減らし方
ものを減らすのにそんなに効果があるなら、ちょっとやってみたいと思いますよね。
そこで本書で紹介されている「ものの減らし方」を見てみましょう。
- 簡単な場所から始める
- よく使う場所のいらないものから処分
- 同じようなものは一つだけ残してあとは処分
- ものを減らして感じたことを周りにシェアしてモチベ維持
- 写真をとってから捨てる
- 持つものの上限を決める
- 迷ったら箱に入れて一時保管→必要がなさそうなら処分
私も実際にものを減らすのに一番効果が出ている方法は「周りにシェアする」ことのように感じます。
私はinstagramで断捨離の記録を公開しているんですが、これがかなりモチベの維持につながっています。
またフォローしている方々の断捨離記録をみるのもモチベになります。
instagramにアップする際に写真を撮ることで、思い出として残しておけるので、なんとなく捨てる際の罪悪感も減らすことができます。
またものを減らすのに一番簡単な場所は、個人的にはキッチンや冷蔵庫にある期限切れの食品がオススメです。
処分の基準が明確なので捨てやすいからです。
ちなみに私は一番古くて2015年というものがありました(恐怖)
同じようなものは一つだけ


みなさん、ハサミを何本も持っていたりしませんか?
私は断捨離前は3本もハサミがありました!
切れ味が悪いものは捨てましたが、その後もなくて困るということは一度もありませんでした。
一つにするのは難しいなら「同じような物を一つだけ減らす」というのもいいと思います。
まずはたくさんあるヘアゴム、何本もある充電ケーブル、何枚もあるタオル・・・そこから1つ減らしてみませんか?
最初は中々物を手放すのが難しくても、やっているうちにどんどん自分の中の基準が明確になり、スムーズに手放せるようになります。
その時には、手放した際のメリットも実際に感じられるようになっているでしょう。


『より少ない生き方』超要約
ミニマリズムは単に物を減らすだけではなく、それぞれ自分の満足を知り、豊かになること。
本書は結構ボリュームのある本で、その中でも「ミニマリズムとは何か」という部分に多くの紙幅が割かれています。
そんな著者が一番強調したいことは、「ミニマリズム」の基準は人それぞれであることと、物を減らすことは豊かになることだと言えます。
簡単にものを手に入れることができるようになっている今だからこそ、物との付き合い方も考える必要があります。
本書ではミニマリズムを実際に実践した人のエピソードも交えながら、その具体的な効果や方法が紹介されているので、もっと詳しく「ミニマリズム」を知りたいという方は是非読んでみてくださいね。
まとめと感想
実際に「ミニマリスト」も、ベッドも捨てたというようなかなり極端な方などもいるので、中々自分にあった基準を見つけるのは難しかったりします。
でもものを減らすのは、単にミニマリストになりたいからではなく、その結果自由になったり、ストレスが減ったりなどの効果を得るために始めるはずです。
なので本来ストレスになる程無理にものを捨てるのは本末転倒なんですよね。
断捨離系の本だと厳しくルールが書かれているものもありますが、この本では「自分なりの基準」を見つけることを強調しており、非常に好印象でした。
そもそもなぜ物を減らそうと思ったのか、という一番重要な部分を思い出させてくれる「ミニマリズム」の原点にある本だと思います。
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