完全無欠ダイエットの概要と完全無欠コーヒーの作り方ー『最強の食事』レビュー

 

完全無欠ダイエット?完全無欠コーヒーはなんか聞いたことがあるけれど、どんなものなの?

 


ダイエットに興味がある人は、「完全無欠ダイエット」や「完全無欠コーヒー」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。







今回はこの「完全無欠ダイエット」の概要「完全無欠コーヒー」の作り方をご紹介します。


目次

完全無欠ダイエットとは



「完全無欠ダイエット」とは、『シリコンバレー式自分を変えるー最強の食事』というデイヴ・アスプリーさんによる著書において紹介されているダイエットです。

 


著者のデイヴさんは50kgもの減量を達成し、今も維持しているそうです。


 

 

完全無欠ダイエットの概要

 

完全無欠ダイエットのポイント
  • 高脂質食
  • 朝食は「完全無欠コーヒー」
  • カビ毒やその他有害なものを避ける
  • よい塩を取る

 

高脂質食

 

良質な脂肪を取ること。




その理由としては、私たちの脳や臓器などのほとんどが脂肪でできていることが挙げられます。



著書で挙げられている良質な脂肪は以下の通り。

良質な脂肪
  • グラスフェッドバターやギー
  • MCTオイル
  • ココナッツオイル
  • 中鎖脂肪酸・短鎖脂肪酸・飽和脂肪酸・一価脂肪酸・オメガ3



これらは私たちの身体を作る大事な栄養なので、積極的に取ることがお勧めされています。

 

 

朝食は「完全無欠コーヒー」

 

上で挙げた良質な脂質であるグラスフェッドバターやギーとMCTオイル、そしてカビ毒の心配のない良質なコーヒーで作る「完全無欠コーヒー」を朝食として飲みます。

 

朝食をこの「完全無欠コーヒー」のみで過ごすことによって、次の昼食までの間プチファスティング(断食)をすることになります。

 

ファスティングはこの著作でも紹介されているように、身体にも様々な良い影響があります。

しかし、通常のファスティングには「空腹」という欠点があります。


その「空腹」という欠点を「完全無欠コーヒー」で補うことができます。

というのも「完全無欠コーヒー」に含まれているMCTオイルは、脂肪を用いケトン体を生成することから、「完全無欠コーヒー」の良質な脂質と身体の脂肪をエネルギーとして優先的に使うことができます。それゆえ完全なエネルギー不足である「空腹」にはならないのです。



ちなみに、高脂質低糖質のケトン式ダイエットもこのケトン体を利用して行うダイエットです。

要は「完全無欠ダイエット」はケトン式ダイエットに近いダイエットです。


とはいえ、この「完全無欠ダイエット」では、炭水化物は夕食にのみ摂取して良いことになっています。

 

というのも、炭水化物のカットのしすぎはドライアイや甲状腺へのダメージを招く可能性があるからです。



また脳はそのエネルギーとして糖を必要としているため、炭水化物をしっかりとって糖を補給しておくことで、睡眠の質の向上にもつながるとのことです。

 

確かに炭水化物を取ると、眠くなるから夕食に取るのはいいかも!



夜に取るのにオススメな炭水化物については、以下の記事を参考にしてください。

 

 

 

 

カビ毒やその他有害な物質を避ける

 

実は私たちの普段食べる食べ物には、身体の不調のほとんどの原因である炎症を引き起こすような物質が含まれています。

 

「完全無欠ダイエット」では、これらの炎症を引き起こす物質の含まれる食品を避けることで、身体のパフォーマンスを大幅に上昇させます。

 

避けるべきもの
  • レクチン(トマト・ナス・ピーマン・じゃがいもなど)
  • フィチン酸(穀物・ナッツなど)
  • シュウ酸(ケール・ほうれん草・豆類など)
  • カビ毒(マイコトキシン)
  • 果糖(フルーツ全般)
  • VIP(血管作用性腸管ポリペプチド)
  • 生体アミン・ヒスタミン
  • オメガ6脂肪酸・多価脂肪酸
  • 人工甘味料



以上の物質が含まれている食品を避けることで、身体の様々な不調の原因となっている炎症を避けることができ、日常のパフォーマンスを上げ、ダイエットにも良い影響をもたらすそうです。




それぞれの避けるべき食品は、実際に著書に詳しく載っているので、気になる方はチェックしてみてください。



よい塩を取る

 

人はストレスがあるときには塩を必要とします。

 

この塩分が足りない場合は、アルドステロンが調節できなくなり、様々な身体的リスクを引き起こすようです。

そこで、朝起きぬけに小さじ2分の1程度の良質な海塩やピンクソルトなどを取ると夜までエネルギッシュでいることができるそうです。



 






以上が「完全無欠ダイエット」の概要です。


これらを忠実に行うと、毎日-0.5キロ痩せると本書には書かれています。




でも実際に避けるべき食材全てを避けるのは中々難しいよ・・・

 

確かに、「完全無欠ダイエット」をちゃんとやるとなると、たくさんの避けるべき食品があり、普段との食生活とのギャップがありすぎて中々挑戦することが難しいかもしれません。



そんな方はまず、朝食を「完全無欠コーヒー」にすることからチャレンジしてみるのがオススメ!






朝食を「完全無欠コーヒー」にするだけでも、昼食までの間はプチ断食することができ、またMCTオイルによってケトン体を生成することで、身体の脂肪の燃焼を促すことができます。

つまり朝食を完全無欠第コーヒーにするだけも完全無欠ダイエットの入門には十分だと言えるのです。









 

完全無欠コーヒーの作り方

 

用意するもの
  • 良質なコーヒー
  • グラスフェッドバター・ギー(大さじ2まで)
  • MCTオイル(大さじ2まで)
  • ミルクフォーマー

 

良質なコーヒー



完全無欠コーヒーに使うコーヒーは、できればカビ毒に冒されていない良質なものが良いです。


幸い日本には、コーヒーの輸入に際し規制が設けられているので、日本に出回っているものなら割と安心して良いみたいです。

 

グラスフェッドバター・ギー



グラスフェッドバターとは、穀物の飼料ではなく、広大な土地に放し飼いにされ牧草のみで育てられた牛から取れる牛乳から作られたものです。

そのようにバターの元となる牛自体が毒素を含む飼料で育っていないことから、通常のバターよりも毒素が少なく、栄養が豊富



というのも、通常のバターの元となる牛の飼料に用いられている多くが、遺伝子組換えのトウモロコシなどの飼料であり、これらには「完全無欠ダイエット」が避けたいところの毒素やオメガ6脂肪酸が多く含まれているからです。


なのでこの「完全無欠コーヒー」ではバターはグラスフェッドであることが大事。





しかし、これらグラスフェッドのバターは近所のスーパーなどで手に入れることは中々難しく、高級スーパーなどにたまに置いてある程度なので、ネットで注文するのがオススメです。





私はこちらをAmazonで購入して使っています。


冷凍で届きます!


使わない分はそのまま冷凍しておけるので便利です。



またギーは、バターから乳糖と乳たんぱくを除去したもので、バターよりも栄養が高く消化器官にも優しいものとなっています。



その分バターよりも少しお高くなっています。




しかし、グラスフェッドのギーにMCTオイルがすでに入っている「完全無欠コーヒー」に最適な商品も売っていおり、とても便利です。




 

MCTオイル



MCTオイルはココナッツオイル由来の油で、ココナッツオイルの中でも中鎖脂肪酸のみを抽出したもの



この中鎖脂肪酸は「完全無欠ダイエット」で良質な脂質に分類されており、ケトン体を生成します。



こちらは、スーパーなどでも入手することができますが、ネットだとスーパーよりも安く購入することができるので、私はネットで購入しています。


 



このMCTオイルは、慣れないうちに取りすぎるとお腹が緩くなる可能性があるので注意が必要です。



小さじ一杯くらいから始めましょう。




ミルクフォーマー



「完全無欠コーヒー」は以上の材料をしっかりと攪拌することが大事です。


そもそも、しっかりと混ぜ合わせないと油が分離しており非常に飲みにくいです。


なので電動のミルクフォーマーがあるととても便利です。


ミルクフォーマーでしっかりと混ぜ合わせると、カプチーノのようなしっかりとした泡もでき、とても美味しく飲むことができます。






また、このミルクフォーマー百均にも同様のものがあります






またバターやオイルの量は、少しずつ試して調整してみてください。

 

これらの量を多めにしてもフォーマーでしっかりと混ぜ合わせると、油っぽさも気にならなくなります。



こうして出来上がった「完全無欠コーヒー」はこちら。

 

 


とてもクリーミーで、ダイエットじゃなくても飲みたいくらい美味しいです。



しかし、慣れないうちはこれだけだとお昼までに普通にお腹が空きます

空かない人もいるようですが・・・


著書では、そのような場合は二杯目の完全無欠コーヒーを飲むように書かれています。


私の場合は二杯飲むとお昼まで空腹を感じることなく過ごすことができます。





完全無欠ダイエットのメリット・デメリット




完全無欠ダイエットのメリット

 

  • 朝食に迷わなくて済む。
  • きちんとやれば効果が出そう。
  • 理論を頭に入れるだけでも勉強になる。
  • 食事や食品に対しより関心が高くなった。
  • 完全無欠コーヒーだけでも試す価値あり。



完全無欠ダイエットを全てきっちりとこなすのは大変そうですが、理論はとても面白く納得できるものでもあるし、完全無欠コーヒーだけでも試してみるのはいいんじゃないかと思いました。


実際私も完全無欠コーヒーを試してみましたが、減量効果はそこそこでしたが、普通に美味しいのと、朝食が面倒な時などに重宝しています。

 

また完全に「完全無欠ダイエット」を遂行することはできないにしても、本書で紹介されている理論を読むだけでも勉強になり、自身の食事に関する関心自体が高まりました。

 

完全無欠ダイエットのデメリット

 

  • 避けるべき食品が多い。
  • 避けるべき食品を完璧に避けるにはかなりの手間やお金がかかる。
  • 食品を気にしすぎてストレスが溜まる。




まずこの本で紹介されていることを完璧にやるのは結構難しいと思います。

というのも避けるべき食品や、食べるべき食品がきっちり決まっているからです。

そうなると「食べたいもの」が「食べられない」ことが多くあります。



ラーメンとかビザとか揚げ物とか・・・

ダイエットで一番大事なのは「ストレスを溜めずに継続すること」だと思うので、この制限は結構大変なんじゃないかと思います。



とはいえ、やはりこの本で紹介されている内容自体を頭に入れることは、今後ダイエットするには大きな糧となるかと思います。

 

というのも、たとえずっとこの完全無欠ダイエットをすることができなくても、食べ過ぎた日の翌日とか、少し太ったなと思ったタイミングで、この「完全無欠ダイエット」の知識をもとにした食事選びをすることは有効だと言えるからです。

 




実際この本の著者も人それぞれ合う食材や合わない食材などもあることにも言及しており、実際にいろいろ試すことをお勧めしています。

 

この本の内容を参考にしつつ、自身に合う食事や食材を見つけていくのが良い。

 





これからもダイエットを続けていこうと考えている方や、健康に興味がある方には一読の価値があると思います!





最後まで読んでいただきありがとうございました。

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