きちんと頭に残る本の読み方〜『東大読書』超要約レビュー

『東大読書』

みなさん本はよく読みますか?

たくさん読めば読むほど良い気がするけど、たくさん読んでもあまり身になっていないと感じることはありませんか?


または苦労してやっと読み終えたのに、いざ思い返すとその本の内容をあんまり思い出せない・・・という経験はありませんか?


私も読書が好きでこれまでたくさん本は読んできているのですが、なんとなく思い出せればいい方で、むしろ全く内容を思い出せない本もたくさんあります。


これではせっかく本を読んだのに、なんだか勿体無い気がしますよね。


しかし、実は本には「読み方のコツ」があるんです。


この「読み方」を知っていると、本を読んだ後にもきちんと本の内容を覚えておけるようになります


今回はそんな効率的な本の読み方を紹介する『東大読書』の超要約レビューをしていきます。



この本はこんな人にオススメ
  • 本を効率的に読みたい人
  • 本を読んでも内容をきちんと覚えておける方法を知りたい人
  • 東大生の本の読み方を知りたい人
  • 本の理解力や読解力を深めたい人
  • 読書ライフをもっと充実させたい人


効率的でかつ本の内容を忘れにくくする本の読み方がわかる!


この記事を書いた人

目次

学びポイントまとめ


『東大読書』は、東大生が実践する「本の読み方」を現役東大生が指南している本です。


この本で学べる東大式の本の読み方のポイントをピックアップして簡単にまとめると以下のようになります。


学びポイントまとめ
  1. 本を読む前に帯や表紙から情報を得る
  2. その本を読む目的を明確にする
  3. 本に質問やツッコミを入れながら能動的に読む→使える知識に
  4. 要約して読むことで本の要点を逃さない→情報を取捨選択と記憶の定着
  5. 同ジャンルの本を2冊同時に読む→多角的に情報を整理可能・記憶にも残りやすい
  6. その本に対する自分の結論を出す


1・本を読む前に帯や表紙から情報を得る


本の中身を読む前に、装丁や表紙の帯や目次、著者のプロフィールなどに目を通しておくと、本の内容も推測することができ、それによって内容も理解しやすくなるだけではなく、読むスピードも上がるとのこと。

確かに何も前情報がないよりも、「この本は読書の仕方について書かれているんだな」と表紙から分かれば、中身を読む際にもその「読書の仕方」にフォーカスして読むことができ、重要なところとそうでないところに差をつけて読むことができますよね。

2・本に質問やツッコミを入れながら能動的に読む


本をただ普通に読んでいるとつい「受動的」になってしまいます。


そうすると残念ながらその情報はあまり頭に残りません。


興味のない授業を受動的に仕方なく受けていると全く身にならないのと同じです。


そこで、本に対してももっと「能動的」に、本文に対して質問やツッコミを入れながら読んでみましょう


そうすると実際の本文の議論や内容により深くかかわることができ、理解も深まります


これは授業などで先生から質問されたり、意見を発表させられたりするとその箇所だけ妙に記憶に残っているのと同じ原理ですね。



3・その本を読む目的を明確に


本を読もうと思ったからには何かしら目的があったはずです。


小説ならその読んでいる時間を楽しむというのでも良いでしょう。


しかし何かしらを学ぼうとしてその本を読もうと思った場合は、その本から「何を学ぶか」を明確にすることで、その本の理解度は変わってきます


たとえばこの『東大読書』を読む人は、おそらく「効率的な本の読み方」を知りたいのではないでしょうか。


そうであるならば、その人はおそらくこの本からその「効率的に本を読む方法」を探そうとするのではないでしょか。


そのように目標を持って本を読むことで、自然と本文を能動的に答えを探しながら読むことになります。





そうして見つけた情報は、何となく読んでいた時には気づかないようなピカっとした輝きを持って目に飛び込んでくるはずです。


確かにそれなら記憶にも残りそうだね!



4・要約やアウトプットして読む


本を要約するには、きちんとその本の大事な論点を抑える必要があります

そこで要約することを前提に本を読んでいると、自然と本の内容にも能動的に参加せざるをえないですし、筆者が重要だと思っている部分をきちんと拾うことができるようになります。

また要約に必要な大事な部分を拾えるというのは、本筋とは関係のない具体例などの情報を取捨選択できるということも意味します。

したがって、その分重要箇所の記憶の定着もしやすく、また記憶のメカニズム的にも要約が「復習」の役割を果たすことからも、本の内容がより記憶に残りやすくなります。


5・同ジャンルの本を2冊読む


これは個人的にとても面白いなと思った部分です。

それは同ジャンルの本を同時に2冊読むというもの。

というのも同ジャンルの本を2冊読むことで、一つの主張だけを鵜呑みにすることなく、同じテーマについて様々な角度から考えることができるからです。



確かに、そのように色々な方向から同じテーマについて考えることで、自分の思考力のアップにもつながりますし、そのテーマについてより深く考えることになるので、記憶にも残りやすいのは納得です。

6・その本に対する自分の結論を出す


本を読んだ後に、その本の内容に対して自分の「結論」を出してみましょう


そうすることで、本をただ読みっぱなしで終わることにならず、きちんと本の中身と議論や対話をすることになり、記憶にも残りやすく、またその本で読んだ中身を自身の考えと合わせることで「使える知識」とすることができます。

確かにこうすると、本を読んだ後にも内容を細かく思い出すことはできなくても、この本を読んでどう思ったかは思い出すことができますよね。


『東大読書』超要約




以上にこの本の学びポイントをピックアップしましたが、この本をさらに無理やり一言で超要約すると以下のようになります。

本は受動的ではなく、本と議論しながらアウトプットしながら能動的に読め!


本を読むにも読み方のコツがあります。




その一番のコツはとにかく「能動的に」本文を読み、なおかつ記憶に定着しやすいように重要なところを要約しアウトプットすることと言えます。


そうすることで読んだ本の内容をすっかり忘れてしまうということは随分減るでしょう。


私もアウトプットを意識して本を読むようにしてから、本の内容を完全に忘れてしまうことは無くなりました。

細かい議論は思い出せなくても、装丁や目次を見ればきちんと思い出すことができるようになりました。





この本では上では紹介できなかったより詳しく具体的な本の読み方がたくさん紹介されています。


さらに読むべき本の探し方も紹介されておりとても面白いです。


もっと本を記憶に残るように効率的に読みたいという方、もっと読書ライフを充実させたいという方は是非読んでみてくださいね。



まとめレビュー


いかがでしたか?

個人的には「同ジャンルの本を2冊同時に読む」というのがとても面白くていい方法だなと思いました。

同ジャンルを同時に読むだけでも復習と同じ効果があるのは盲点でした。

しかも多角的に議論を見れるために、より深くそのテーマに寄り添うこともできますし、多くのメリットを感じます。


また本書で紹介されている「読むべき本の探し方」も非常に面白いなと思いました。


そこではベストセラーを読むことはオススメされているのですが、確かにベストセラーはもはや教養とも言っても良いですし、よくも悪くも読んでおいて損はないなと私も思います。

この本を読んで得た本の読み方を肝に銘じつつ、さらなる読書ライフを営んでいきたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました!


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